電源なしで回る地球儀はなぜ回る?
MOVA Globeの仕組みを物理で解説

「電源も電池もないのに、なぜ回り続けるのか」。MOVA Globeを初めて見た人が必ず口にする疑問に、正規販売代理店として少し踏み込んで答えます。
動力源は「部屋の光」
MOVA Globeの地図や惑星のグラフィックは、光をわずかに透過する特殊なフィルムに印刷されています。その内側に隠されたソーラーセルが室内の光を受けて発電し、これがそのまま駆動エネルギーになります。蓄電池を持たないため、電池切れも充電も存在しません。白熱灯なら150ルクス、蛍光灯なら300ルクス、LEDなら400ルクス程度——ごく普通の室内照明で十分です。
「支点」は地球の磁場
球体の内部には磁石が組み込まれており、コンパスの針のように地球の磁場と結びついて姿勢を固定します。駆動機構はこの磁気的な固定を支点にして内球を押し回します。つまりMOVA Globeは、本物の地球の磁場を利用して回る「小さな地球」です。金属棚や電子機器の近くで回転が乱れるのは、この磁気の仕組みが働いている証拠でもあります。

摩擦をほぼゼロにする液体サスペンション
最大の発明は、外殻と内球のすき間を満たす透明な液体です。内球は浮力によって重さがほぼ相殺された状態で「浮いて」おり、軸も軸受けもありません。摩擦がきわめて小さいため、わずかな光のエネルギーでも回転を維持でき、音は完全にゼロ。外殻は固定されているので、手を触れても回転は乱れません。
発明者は、コダック研究所出身の物理学者ビル・フレンチ。1990年代にカリフォルニアの自宅地下室で始まった試作が、特許技術の塊であるこの球体に結実しました。詳しくは完全ガイドの「仕組みと内部構造」をご覧ください。





